タザリア新刊読了しました!!
感想は追記で。(※ネタバレ注意!!)
第一章 蒼生の乱立
・ラジャックとナーラムヴェルドの会話が面白可愛い。
「おまえなぁ、危ないだろ! 包丁、投げるな!」
「投げたのは、南瓜だ」
「これは包丁だろう!」
「それは付属していただけだ」
とか、
「おまえこそ、臍曲がってんの、どうにかしろ!」
「ぼくの臍は曲がっていない。見たこともないくせに、適当な嘘をつくな」
「へッ! 今のは慣用句だもんねー(包丁持って踊る)」
とか、仲がよくて結構なんだけどしかしラジャックは自分がスケープゴートにされかけたこと覚えてるんですかねえ。死んだらそれはそれでよくねwwwwみたいな扱いだったんだけど。
緊張感がない。
・あとはなんかナフタバンナのおっさんたちが揉めてました。
結構みんな必死っぽいんだけど、どうせイケメン集団の餌食になるんだから早く諦めた方がいいと思った。
第二章 三者三様、乱痴気騒ぎ
・ダル太がごねる。
ザハに
「おまえはこいつの母ちゃんかよ」とか言われるダル太。ジグに『
あとでどれだけねちねちごねられるか』とか思われてるダル太。可哀想だとも思うけど、しかし、自業自得。
・そう言えばジグの一人称が『おれ』になってた。ダル太相手とかだと『ぼく』に戻ったりもするんだけど。うろたえたり油断したり、素が出ると『ぼく』になるのかな?
・一瞬リネア様のことを思い出しかけるものの、名前すら思い浮かべずに思考を切り替えるジグ。
・ザハがキレる。この辺りのシリアスな展開は結構深くて引き込まれる部分があるけど、特に回収しないまま終わるような気もするんだよなあ。
エジーにも何かしらの過去があるみたい。
・異常なハイテンションで変な歌を歌うザハ。
・ジグはどうやら胸より脚派っぽい。案の定ムッツリだなこいつは!
あわやソープごっこかと思った瞬間(
「はーい、じゃあ洗髪始めまーす」)ダル太が乱入してジグをめぐってザハと決闘してジグに二人揃って吹っ飛ばされますた。
迷惑な連中だよ本当。誰が一番可哀想って勿論娼館の女主人なんだけど、その気になってたのに結局後始末任せられたエジーも可哀想だよね。
第三章 五万五千の争乱
・挿絵のリネア様が美しすぎて困る件について……切なげな表情に見えますが、これ内心憎悪に燃えてるとかそんなんなんだろうなあ。
・フツはナターシ大好きで可愛い
・アリッキーノは相変わらずリネア様そっちのけでラドニクといちゃいちゃしてますね。ラドニクは心配性なんだか何なんだか……どっちにしろダル太と同じような香りを感じないではない。
・そしてリネア様wwwwwwwwwwwざまぁwwwwwwwwwwwwwwwww
あ、いや、もとい。
ノナは分かっているのかいないのか……でもだいたい分かってるよねえ、魔道具使いの女の人の出歯亀とかしてたし。
・それはそうとしてリネア様の心情がすごい可愛いんだよなー。
彼女は傷つけられたように感じていた。ジグリットに。手酷く、想像だにしなかったやり方で反抗され、為す術なく立ち尽くしているような、屈服させられたような恥辱感。
今やリネアは、それを自分に与えられるのはジグリットだけだと知っていた。そして、それを癒せるのも、またジグリットだけだと。そんな自分にも、リネアはおぞましさを感じていた。
うん可愛い。リネア様はほんとに可愛いよ。
でもそこまで分かってて今の行動は絶対におかしいってことに、いい加減気づこうね。
・アウラは騙されている。
第四章 乱雲の序
・ザハと異様にじゃれるジグ。でもなんか悪ガキ二人組って感じで微笑ましくはある。
ソープごっこの一件について、
「え? ちっともその気なかった?」
答えに窮するようなことを言われて、ジグリットは顔をしかめた。一応、男なので、そういうことでもなかった。
とか言う会話があって、うん、何と言うか、悪くないですね。
・エジーは何気に好きなので、うっかり次巻辺りで死んじゃわないと良いなと願ってます。
・ダル太はジグ好きすぎるだろうしかし……
・それにしても最近ケルビムの影がとんと薄くなってしまってなんだか可哀想です。フツメンの扱いなんてこんなもんですか。
第五章 草陰の蓬乱
・全体的にごちゃごちゃと戦っていました。その辺については感想と言えるほどの感想はない。
・それにしてもやっぱりダル太はジグ好きすぎるだろうしかし……
・ジグリットは一応リネア様のことを姉だと思ってたのね……しかし主人公から『激烈なまで』に憎まれてるヒロインってどうなの?
でもジグにも自省の念があることは少し意外ではありました。
第六章 乱獄開戦
・ジグって何だかんだで周りの人の事をアホだと思ってる節があるよね。
そういう風に描いてるのか、作者的には自覚がないのか、むしろ周りがアホに描かれてるのかは分かんないんだけど。
「ザハに思慮深さを与えてくれる人間がいれば……」って、何様だよおまえは。
・あとジグリット、
「ファン・ダルタ、おまえにも協力してもらうぞ」
「おれがおまえに協力しなかったことなんか、一度もないだろう」
「そうだったか?」
これはねえよ。
・ザハとジグリットの関係はハードボイルドな感じでもあり友情っぽい感じもありで、正直ダル太とかブザンソンとかより好感が持てたりします。つーかブザンソンは最後にデレなきゃなあ……良かったんだけどなあ……。
第八章 乱離骨灰
・あんまりバトルシーン上手くはないよね…
いや、上手くないって言うか、レギュラーキャラがスーパーマンすぎて萎えるんだよ!
・酔っ払いジグとか絡まれたらほんとにめんどくさそうだな……
酔っ払ったダル太よりはマシかな……
何にせよ、「酔っ払っておれにだっこして寝台まで運んで欲しいのか?」は作者わざとだろ。
第九章 黒つ羽の散乱
・ようやくキュアブラックの登場。しかし一瞬にしてその出番は終わった。
・キュアホワイトも登場。今回口絵にもなってたし、前回の死亡フラグは気のせいだったようですね。よかったよかった。
全体として
スズキ先生本当にイケメン好きですね
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