[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
必死にアプローチしてもタイトル↑みたいな反応しかしてもらえないであろうリネア様萌えー
昨日のイラスト投下で若干爽やかになったと思われるここの空気をぶち壊すかのようにリネジグ電波SS投下。
※注意事項※
・未完
・微エロ? 18禁…ではないか。
・微妙に下ネタ的な
・リネア様必死すぎわろたwwww
+補足+
・多分三巻と四巻の間ぐらい
・ジグは既に●●切られてますがルームシェアはしていません
続きからドゾー
あ、12キロバイトもあるんで暇なときに読んで下さいね☆
追記:大事なことなので二回言う誤爆を発見したので修正。無限ループって怖くね?
息苦しさにジグリットが目を覚ますと、息の掛かりそうな距離から錆色の瞳で自分を見下ろしているリネアと眸(め)が合った。彼女はジグリットの下腹の辺りに腰を下ろし、薄絹の夜着からしどけなくはみ出た白く細い脚で彼の躰を挟み込んで固定していた。身動きの取れないジグリットは、目の前にあるリネアの顔を呆然と見返すしかなかった。
「リ……ネ、ア……」
掠れた声でつぶやくと、ジグリットと同じくらい呆然とした表情をしていたリネアがびくりと躰を震わせて身を引く。彼女の息はこれ以上ない程速く、熱く、湿っていたが、ジグリットにはそれに気付く余裕などなかった。
――ついに、ぼくを殺しにきたのか。
ジグリットは以前リネアが、誰かを殺すならば自ら手を下すだろうと言っていたのを思い出していた。今がその時なのだ。そうとしか思えなかった。いつかはその時が来るのだろうとは思っていたが、それでも死を目の前にしてジグリットは自分の心が恐怖と絶望に塗りつぶされていくのを感じた。リネアがどんな残虐な手口で自分を殺すのか、想像したくもなかった。
しかし予想に反して、リネアはジグリットの上に座り込んだまま、身動きひとつとろうとしなかった。それどころか、彼女の躰はジグリット以上の恐怖で小刻みに震えているように見えた。その震えの原因が恐怖ではないことに気付いているのはリネア本人だけだった。
侍女のアウラに気付かれないよう自室を抜け出し、誘われるようにジグリットの独房へと忍び込んだ瞬間から、リネアの記憶は途切れていた。我に返ったときには文字通り眸と鼻の先にジグリットの顔があったのだ。
初めに感じたのは驚愕。
次に感じたのは、全身が燃え盛っているのではないかと錯覚する程の羞恥だった。
そこに現れた感情が怒りや嫌悪ではなく羞恥だった理由をリネアは考えなかった。考える余裕がない以上に、ジグリットへの想いに関するあらゆる事から目を背けることに、既に彼女は慣れきっていた。
「……リネア? リネア、どうしたんだ?」
激しい動揺に胸を掻き乱され浅い呼吸をしながら身を震わせるリネアに、ジグリットは不審を覚えて声を掛ける。残酷であけすけな加虐心を叩きつけられるのは嫌だったが、何を考えているのか分からないリネアも同じくらいジグリットを不安にさせるのだった。
怯えるジグリットの眸に、リネアの中でそれを小気味よく思う心と苛立たしく感じる心が同時に膨れ上がり、一つの衝動となって羞恥を洗い流した。その衝動は酷く攻撃的で、そして甘美だった。
躰の震えが止まり、落ち着かなかった視線が定まる。正面から見据えられて、ジグリットの瞳に浮かぶ恐怖が深まったのが見てとれた。そのことがさらにリネアの衝動の炎を大きくした。リネアは自らの内に燃える黒い炎に逆らいきれず、ジグリットの唇に自分の淡紅色の唇を重ねた。
「――!?」
ジグリットと交わす二度目の口付け。愕然と眸を見開くジグリットに対して、リネアは瞼を固く閉じたまま開こうとしなかった。今ジグリットの顔を直視してしまったら、自分の心が完全に炎に焼き尽くされてしまう気がしていたからだ。それがリネアにできる、自らの情動への精一杯の抵抗だった。
やめろ、と叫ぼうとしたジグリットの口が開かれる。それを感じ取ったリネアは考えるより早くその赤く熱い舌を彼の口腔に滑り込ませた。熱くぬめる未知の感触と、何よりジグリットと深い口付けをしているという事実が、彼女の理性を消し飛ばしてしまう。今や、燃え上がる炎と、それに呑まれることへの恐れだけが彼女の躰を支配していた。
ジグリットは混乱していた。なぜリネアがこんなことをするのか、分からないし、分かりたくもなかった。唯一思いついた解答はこれもまたリネアの悪質な嫌がらせであるというものだったが、それも何か違う気がしていた。しかしそれ以外の答えは見つけられそうになかった。
リネアの舌が口の中へ侵入してきたとき、ジグリットが最初に感じたのは嫌悪だった。それはリネアに対する憎悪から来るものではなく、湿ってぬるついた舌が自分の舌に絡みつこうと蠢くことへの生理的嫌悪感だった。
何とかして逃れようとするが、リネアの舌は蛇のような執拗さでそれを許さない。舌を絡め取られて控えめに吸われた瞬間、ジグリットの背に鳥肌が立った。それが嫌悪によるものなのか、性的な昂揚感によるものなのか、最早ジグリットには判断がつかなかった。一刻も早くこの状況から開放されたい。
惑乱の渦の中で、ジグリットはリネアの舌に噛み付くという選択肢に思い当たった。血が出るほど強く噛む必要はない。ただ、リネアが驚き、危険を感じて口の中から出て行ってくれればそれでよかった。
「……ッ!」
それでも、少女の柔らかい舌に歯を立てるのには勇気が要った。ぎゅっと眸を瞑って、前歯をそっと噛み合せる。リネアの躰が、雷に打たれたかのように慄いた。
しかしこの行為は、ジグリットの望んだ結果をもたらしはしなかった。
舌に触れたジグリットの葉の感触が、リネアの心をざわざわと波立たせる。リネアは僅かに舌を引き抜いて、舌先で上の前歯を軽く押し上げるように数度叩いた。リネア自身も自覚していなかったが、それはもう一度甘噛みして欲しいとねだる動きに他ならなかった。
困惑とともに眸を開いたジグリットは、彼女が陶然とした表情で自分と唇を合わせているのを見た。今まで見たことのないようなその淫らな表情に、ジグリットは興奮よりもおぞましさを感じた。
ジグリットはこれまで一度も女性と一夜を共にしたことはなかった。未だ年若い彼に年齢からすれば何ら不思議はないことだったし、第一彼の人生にそんな余裕は全くと言っていい程なかったのだ。唯一ジグリットに取ってそういった欲求の対象と成り得たのはアンブロシアーナだけだったが、寝所で彼女のことを想うたびに、ジグリットは自分の躰を八つ裂きにしたくなるような自己嫌悪に堪えなくてはならなかった。
濡れた音を立てて、ようやくリネアの舌がジグリットの口腔から引き抜かれる。糸を引く唾液がリネアの口元に垂れ、それを彼女は不気味なまでに妖艶な仕草で拭った。
その唾液が自分とリネアの二人分であることを思い、ジグリットは突発的な吐き気に襲われた。脳が焼け付くような嫌悪感が、一瞬彼の冷静な思考を奪った。気が付いたときには、ジグリットは渾身の力でリネアを張り飛ばし、寝台から転がり落としていた。リネアは悲鳴も上げずに床に叩きつけられた。
「何を考えているんだ! どうしてこんなことをする!?」
半ばヒステリックにジグリットは叫んだ。
「……どうして、ですって?」
冷たい床の上に投げ出されたことで、リネアの胸の内の業火は少し収まっていた。自分でも信じられないくらいに荒くなっていた呼吸を整えながら、ジグリットの方を向く。
ジグリットの恐怖と怒りの視線を受けたリネアの顔に、殆ど反射的に嗜虐的な笑みが浮かんだ。殊更にゆっくりとした、それがジグリットの不安を煽ると分かっている動作で躰を起こし、乱れた錆色の髪を掻き上げる。何と答えればジグリットを怯えさせることができるのか、リネアには分かっていた。それは用意されていたかのように完璧な答えだった。
「簡単よ、そんなこと。分からないの?」
「分かるもんか!」
「そう。じゃあ教えてあげる」
リネアが再び寝台に上がろうとすると、ジグリットは自由にならない脚をばたつかせ、両手を振り回してそれを拒絶した。振り上げられた右手の指がリネアの頬を掠めて軽い痛みを齎したが、リネアは頓着せずにジグリットを押さえつけようとした。
「暴れないでちょうだい。教えてあげると言ってるのよ」
「離れろ!」
「暴れないでったら。何もしないわよ」
「うるさい、近付くな! おまえの顔なんか、見たくもないんだ!」
その言葉に、リネアの頭に血が上った。リネアの細い指が身に纏った夜着の胸元に掛かり、高い音を立ててそれを引き裂く。漆黒のシルクは臍の辺りまで裂かれ、その下の白い肌が露わになった。
ジグリットの抵抗が嘘のように止まる。彫像のように凍りついたジグリットは、驚愕に眸を見開いたまま、暗い独房の中白く浮かび上がるリネアの裸身を見つめていた。
ジグリットの視線が自分の肢体に注がれていることに、リネアはえも言われぬ喜悦を感じていた。それが危険で淫らがましく忌まわしい感情であることは理解できていたが、だからといって彼女自身にはどうすることもできなかった。
中空で固まっていたジグリットの手を取り、そこは未だ布に覆われている自分の下腹部に触れさせる。
「聞きなさい。ねぇジグリット、わたしはまだ蛇の子を身篭っていないと言ったわよね」
以前、遊戯と称してリネアに執拗な質問を受けたことを思い出して、ジグリットは表情を歪ませる。
何とかそこから手を離そうとするが、恐怖と混乱で萎えた腕は、本来彼より遥かに非力であるはずのリネアの力にも逆らいきることができない。白くなるほど強く握られた手が、熱を持った腹部にぎゅっと押し付けられた。
「今もそうなのよ。わたしはまだ身篭っていないし、それにね」
リネアの唇に邪悪な微笑が浮かんだ。ジグリットの手を握る力が強まり、爪が食い込む痛みにジグリットは低く呻いた。
「まだわたしは、あの男と何もしていないの」
「……な……何だって?」
「何もしていないのよ。本当に変な男だわ。寝所に訪れようともしないんだもの」
その言葉にジグリットが示す反応を一つでも見逃すまいと、リネアは彼の錆色の瞳を覗き込んだ。しかし、そこに浮かんでいたのは理解できないものに対する困惑と畏怖だけだった。
――少しは、嬉しそうな顔をすればいいのに。
――わたしが純潔を守ったままでいることが分かったんだから。
苛立ちがちりちりと胸を灼く。しかし、それを表には出すことなく、リネアは言葉を続けた。
「ジグリット、夫であるあの男にもまだ躰を許していないわたしの貞操が――亡国の王であるあなたに奪われたとなったら、一体どうなるかしら? どうなると思う?」
ジグリットは眸を見開いた。眸の前の女が何を言っているのか分からなかった。理解することを頭が拒否していた。
「わたしの方も、ただでは済まないかもしれないわね。でも、わたしは皇妃で女で、そしておまえは虜囚に過ぎない男なの。この違いの意味が分かる?」
「リネア……まさか、そんな」
「でも安心して、大丈夫よジグリット。前の時と同じよ。わたしはあなたを殺させたりなんかしないわ」
ゆっくりと、リネアはジグリットに顔を近づけていく。蠱惑的な笑みを形作った唇がジグリットの首筋に触れた。浅い呼吸を繰り返す度に上下する喉元に犬歯をじわりと突き立てると、ジグリットは呼吸を止めて生唾を飲み込んだ。
「う……ァ」
「けれど、罰は必要よね。どうしたらいいかしら? 逃げ出そうとしたときには脚を切り落としたけれど、それなら」
爪がジグリットの手の甲を抉り、血が溢れ出した。犬歯に捕らえられた喉元の薄い皮膚の上を、リネアの熱いしたが焦らすように踊る。顔を寄せたことで密着した肌が、リネアの燃えるような体温を伝えていた。
歯の根が合わず、ガチガチと奥歯を打ち鳴らして震えるジグリットに、リネアは満足げにほくそ笑んだ。食い込ませていた犬歯を離し、舌先で首筋からジグリットの頬を撫で上げ、耳元に唇を寄せて囁く。
「それなら、狼藉を働いたときには、何を切り落とせば、皇帝陛下は納得するのかしら――?」
ジグリットは今度こそ悲鳴を上げそうになったが、恐怖で声帯が凍りついたようで、ヒューッ、ヒューッという惨めな呼吸音にしかならなかった。
リネアの心の炎はいつの間にかまた勢いを取り戻し、躰を内側から焼き尽くそうとしていた。彼女は、幼い頃に自分が熱病に罹ったときのことを思い出した。この意識が朦朧とする感じはそのときに似ていた。眸が潤み、息が苦しくなるのも。
――ジグリットのせいだわ。
――何もかも、この子が悪いのよ。こんなに躰が熱いのも、頭が痺れたようになっているのも……。
このまま彼と交われば、自分もただでは済まないことをリネアは理解していた。不貞の謗りを免れることはできないだろうし、そもそもノナが一部始終を見ている可能性もあるのだ。冷静に考えれば、こんな謀略は成立しえなかった。
しかし、リネアにとって最早そんなことは関係がなかった。ジグリットを思い通りに出来ること以上には、他のどんなことも、彼女にとっては意味をなさなかった。
焦りのためか興奮のためかうまく動かない指で、もどかしくジグリットの衣服を肌蹴る。肩から腕にかけてを露出させると、微かな汗の匂いが、牢内の据えた空気を通り抜けリネアの鼻腔へと伝わった。
リネアの動悸が跳ね上がった。指の震えは全身へと伝播し、それを押し隠すために再びジグリットの唇を塞ぐ。先刻と同じようにきつく眸を閉ざしたまま、ジグリットの口内を蹂躙することに専念する。喉が酷く乾いていた。
「……ッ、はぁ……」
息が続かなくなって口を離し、代わりにジグリットの胸にそっと触れた。タザリアにいた頃に比べるとずっと痩せているのが分かり、自分でしたことではあるが、リネアは少し哀れに思った。
慈しむように、胸骨の辺りを舌先で舐める。うっすらと塩辛い汗の味がして、子猫のように夢中で舌を動かす。もっと下の方も舐めるために躰をずらそうとしたがうまくいかず、そこで初めてリネアは自分の腰が砕けてしまっていることに気が付いた。
困惑してジグリットの顔を見上げると、ジグリットは蒼白になって眸を閉じていた。
「ねえ、眸を開けて、ジグリット」
瞼の向こうに隠れた、自分と同じ色の瞳を見たくて、リネアは鼻に掛かった声でそう囁いた。ジグリットは出来る限りリネアから遠ざかろうと首を横に捻った。リネアの甘えた声は、ジグリットを質の悪い悪夢でも見ているかのような気分にさせた。
一方のリネアは、思うように動かない自分の体に焦れていた。腰から下は痺れたようにじんと熱くなり、脚にジグリットの衣服が擦れただけで、脳にまでその痺れは到達するようだった。
つづきが読みたい方はわっふるわっふると書き込んで下さい
しかし長いwwwwwww読むのしんどいwwwwwwwアフォかwwwwwwwwwww
高校の頃書いたやつにちょっとだけ続きを付け足したものです