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ぽんぬの主に同人関係お知らせブログ。 「軟骨撤退」または「投擲クロワッサン」というサークル名で東方界隈をうろうろしてます。
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ええとですね、どうしてこういうことになったのかというと非常に説明がややこしいというかなんというか。
とにかくここ最近でなんだかもうすっかり東方沼に足突っ込んで抜けられなくなりつつあるんですが、その中で、

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犯罪都市幻想郷のマフィア事務所二階の窓から音もなく侵入し窓枠に腰掛けてカメラ片手に「どうも~。清く正しい、射命丸、です」って不敵に笑う凄腕スパイ文ちゃんの画像誰か早く
posted at 13:24:41

なんていうかもうものすっごい中二臭いハードボイルド気取りの東方パロが書きたい。ブラックジャックするゆかりんと幽々子さまとか書きたい。
posted at 13:28:48

ゆかりん経営のカジノで、人間計算機と称される凄腕ディーラー藍が霊夢とガチバトル。夜の支配者はスピーカー越しに問う。「貴女の人生をベットできるかと、そう聞いているのよ」「……愚問ね」
posted at 13:38:55

プライド高いけど根はお人好しのエリート警部四季映姫・ヤマザナドゥと頭は切れるがサボり症の新米刑事小野塚小町とかさあ
posted at 13:51:31

キリングジャンキーの花売り娘幽香のもとには靴磨きの男装少女リグルが銅貨片手にやってきて、その友人である孤児チルノは富豪の娘大妖精ちゃんと友情を深めつつひょんなことから文の元に転がり込んで、何故か文の留守の間その世話をすることになって溜息つく契約エージェント椛。
posted at 14:00:15

地霊組は娼館とかでもいいなあ。勇儀は用心棒で館主が古明地姉妹、つーかさとり。「ここから逃げよう、パルスィ」「それができると思っているなら、星熊、貴女余程の馬鹿だわ」ぬおおぱるぱる……!おりんりんなんかは小飼にゃんこって感じがなんともえろすい。
posted at 14:11:57

守矢組は難しいなあ。「金と暴力によらぬ支配」を掲げる新たな勢力、しかしてその実態は宗教的洗脳……!とかですか。崇高な理想が荒廃都市という環境によって歪んでいるような。諏訪子神奈子は薄々それに気付いてるんだけど早苗の手前今更踏みとどまれないという手段と目的の逆転。
posted at 14:16:40

引き続き犯罪都市幻想郷ネタを考えてたらにとりがどうしようもねえヒモ女になってしまった。バー・流し雛のママに養われて、よくわかんない発明品ばっかり作ってる自称エンジニア。
posted at 23:49:50

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とかいうことを考えてたらほんとに一日終わっちゃったので、終わりついでにSS一本書いてみたというのが顛末。ひどい。

とりあえずアテンション。

※注意事項※
・東方で現代パロ。
・にと雛。しかしにとりが喋らない。
・にとりが酷い。駄目な子。
・オチはない。

+補足+
・イメージとしてはマフィアが席巻する犯罪都市。
・神奈子様出てきます。
・守矢神社は守矢組という新興宗教の組合。
・夏です。何故だ。

続きからどうぞ。



【カンダリバーの流し雛】


「邪魔するわよ」
 スナック『流し雛』の古めかしいマホガニー扉を開いたのは、ミドルボブの髪に緩いパーマを当てた妙齢の女だった。店主であるところの鍵山雛は、彼女が誰であるかをよく知っていた。カウンター越しに笑顔を向け、丁寧に腰を折る。
「いらっしゃいませ、八坂様」
「あー、そんなにしゃっちょこばらないでちょうだい。今日はのんびりお酒飲みにきただけなんだから」
 苦笑と共にざっかけない仕草で手を振って、女――八坂神奈子はカウンターの中央の高椅子に腰を下ろした。手渡されたお絞りの冷たさに満足げな溜め息をつく。今宵も相変わらずの熱帯夜だった。クーラーのない店内は酷く蒸し暑い。
「何を上がります?」
「そうねえ、とりあえず冷やの日本酒。冷えていればいるだけいいわ。それから、冷や奴と、もろきゅうでも頂こうかな」
 とにかく涼を取りたいらしい神奈子の注文に、雛ははいはいと調子よく頷いて冷蔵庫を開ける。その眉根がふと寄せられた。
「あら……そうだった。ごめんなさい八坂様、きゅうりは切らしてしまっているんです」
「うん? そりゃ構わないけど……ああ」
 雛の困ったような視線の先を追った神奈子が納得の声を上げる。先程からぴくりとも動かないものだから気付かなかったけれど、カウンターの一番端の席で、空のコップやお銚子に囲まれるようにして突っ伏す作業着姿の女がいた。
「そう言えば、きゅうりが好物だって言っていたっけね」
「ええ。だからって食べ尽くすなんて、河童でもあるまいしと思いますけれど」
 冷酒と豆腐の支度をする年若い女主人が、出来の悪い我が子でも見るような目を作業着の女――河城にとりの後頭部へと向けているのを、年上の客人は頬杖をついて見遣る。その目つきは幾分冷めていた。少なくとも、酒と同じくらいには温度が低い。
 雛の視線が神奈子へと戻る。酒を注ごうかと目顔で問うのを片手で制して、神奈子は手酌で銚子を傾けた。透き通った甘露を、ひたひたになるまで注いだ猪口を口元へ運ぶ。一息に干すと、表情から冷たさは消えていた。
「……それじゃ、代わりに何か。野菜がいいんだけどね、何かある?」
「そうですねえ、とりあえずトマトはどうですか。美味しいのが手に入ったので。お好きでしたよね」
「ああ、いいね。貰おう。……あ、それと」
「お砂糖ですね?」
 神奈子は少々照れくさそうに頷いた。雛は心得た様子で、涼しげな青白の磁器の小鉢にスライスしたトマトを乗せて、そこに豪快に砂糖を振りかける。こうすると甘いフルーツみたいな味になって、殆どデザートのようなものなのだが、神奈子はこれを肴に酒を呑むのが案外好きだった。
「ふふふ、頂きます。……それで雛、最近はこの店の調子はどうなの?」
 目の前に置かれたトマトを箸先で摘まみながら、神奈子は上機嫌な風に訪ねた。
「ええまあ、ぼちぼちです。守矢組さんはその、みかじめ料の方お取りにならないから、随分助かっていますけれど」
「うちんトコはマフィアじゃないもの。それに、代わりにタケミナカタ様のお話はしてくれてるんでしょう?」
「ええ、それは。でも、ここに来る方はみんな、もう神様のお話はご存知ですから……お役に立てているかどうかは」
「それでいいのよ。神々の物語を共有し語らうことが日常の一部となればこそ、信仰というのは人の内に定着するってものだしね」
「あ、あまり、難しいことは分かりませんけど……でも、私も守矢組の皆さんがして下さるお話は好きです」
 雛の曖昧な笑顔に対して、神奈子は華が咲くように笑った。
「それは何より。……ああ、もう一品欲しいわね。前食べた茄子の煮びたしが美味しかったわ、ある?」
「あ、はい!」
 姿勢を正して返事をする雛の初々しい物腰は、バーのママというよりは新米ウェイトレスのようだった。冷蔵庫から煮びたしの入ったタッパーを取り出す華奢な後ろ姿を微笑ましげに見つめていた神奈子の瞳に、ふと憂いの色が宿る。
 しばしの逡巡ののち、神奈子は唇を開いた。
「ねえ、雛」
「はい?」
 雛は背を向けたまま、なんでしょう、と先を促すように首を傾げる。
「それで、いつになったらそこの女を放り出すつもりなの、あんたは」
「――」
 背後の食器棚から新しい小鉢を取り出そうとしていた雛の手が止まる。人形の首が回転するような、妙に滑らかな動きで振り向いた。神奈子を見て、その指が指す先にいる女を見て、再び神奈子を見た。一拍遅れて、その顔に笑みが浮かぶ。
「ごめんなさい、お邪魔ですよね。閉店になったら叩き出すつもりでしたけれど、今そうした方がいいですか」
 如才ない風のその言葉に対して、しかし神奈子の表情は再び温度を下げていた。雛の愛想笑いが引っ込む。後ろめたげに目が泳いだ。
「分かってるんでしょう、雛。この店からだけじゃない、この後こいつが訪ねて行くだろうあんたの家からも、これっきり叩き出してやれって言ってるのよ」
「……別に。私はこの子を、家に住まわせてる訳じゃ」
「だけど週に四日はあんたの家で寝かせてる。床で寝てるんだかあんたの布団で寝てるんだかは知らないけれどね」
 殊更に揶揄するような語調に、雛の白磁めいた頬へと朱が上った。何事か反論しようと口を開くが、結局声の出ないまま唇を噛み締める。
「この店は、確かにそれなりに繁盛しているだろうけど。稼ぎのない他人を養えるほどの余裕があるようには見えないわ」
「に、にとりは、でも、手に職は付いていますし」
「エンジニアだって? 売れる物を作るでもなく工場に入るでもなく、日がな一日機械を弄り回して遊んでいるだけで、そんな御大層な肩書きをを名乗れるものなのかしら」
「い、いつか大きな発明をして、自分の工場を持つって――」
「あんたそれを本気で信じているの?」
 首根っこを押さえられたように雛が息を呑んだ。酷く痛々しい傷口を見せられたみたいな顔で、神奈子がゆっくりと首を振る。
「信じてないでしょう。信じてないから、この子にはあんたがいなきゃ駄目だと思ってるんでしょう」
 雛の淡紅色の唇が小刻みに震える。注視すれば、その部分が薄らと引いたルージュでは隠せない程度にかさついて荒れているのが分かる。殆ど少女に近い若い肉体の端々に、そぐわぬ苦労の痕跡がこびりついている。
 温くなり始めた酒をちびりとやると、神奈子は深い溜め息をついて、切なげに言葉を繋げた。
「あんた痩せたね。この土地が守矢のものになって、みかじめ料だって要らなくなったのに、あんたの暮らしはちっとも良くなってない。それじゃあ守矢の名が廃るんだよ。信じる者は救われなきゃならない」
「で、でも、それなら、にとりだって」
「そうだね、この子も救われるべきだわ。でも、救うのはあんたの仕事じゃないのよ。このままじゃ二人手に手を取って不幸になるだけだって、分からない訳じゃないでしょう」
「――」
 雛は俯いて黙り込んだ。神奈子もそれ以上言葉は重ねず、再び肴を口に運び始める。にとりがカウンターに伏したまま、鼻に抜ける呻き声と共に身を捩った。重い音を立てて銚子が倒れる。真夏の夜の熱気が、不快な粘性を帯びて店内に渦巻いていた。
「……ごちそうさま」
 黙々と小鉢と銚子を空にした神奈子が、先程よりは多少なりともトーンの高い声で言った。雛の肩がぴくりと震える。慌てて電卓を叩く。神奈子は椅子から立ち上がると、伝えられた数字よりは幾らか多い額の紙幣を雛に手渡した。
「お釣りはいらないわ」
「……ありがとう、ございました」
「ええ。……暇ができたら神社に来なさい、雛。また話をしよう」
 返事はないままで、赤いリボンをつけた頭が、深々と、地面に付いてしまうのではないかと思うくらい深々と下げられる。軽い口調でそれじゃあねと最後に告げて、神奈子はつるりとした扉を潜った。からんからんとドアベルの鳴る音。
 ――取り残されて、雛は暫し立ち尽くす。
 未だ目覚めそうにない女の、生白い項を呆然と見詰めた。
(救うのはあんたの仕事じゃないのよ)
「……知っています、そんなこと」
 不意に、雛はカウンターの中で蹲った。手足を折り畳んで、小さく小さくなる。長い髪がざらざらと顔に掛かる。構わずに、膝に鼻先を押しつけた。加減を間違ったのか、鼻の奥が酷くつんと痛んだ。

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プロフィール
Author:ぽんぬ

女性。関西在住。学生。
サークル軟骨撤退の中の人。
字を書いたり絵を描いたり。

今ではすっかり東方厨。割と重度の神霊廟患者です。
あとはMagic:the Gatheringが好き。

連絡先:ponnu41@gmail.com
※@マークを半角に変更してください。
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